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腰痛

この一週間くらい前から腰痛に悩まされている。
朝、布団から抜け出て立ち上がる時に激痛が走る。
なんとか歩いて洗面所に立つ、顔を洗おうと前屈みになると激痛が走る。
我慢して顔を洗い終わると何時の間にか痛みは治まる。
しかし、もう一週間、毎朝の行事の様に定例化してしまった。
俯せで長時間本を読んでいて急に起き上がった時に同様の痛みが走ることがあった。
この痛みは中国雲南でのバス転覆事故に遭った時の後遺症だ。
その時は背骨の圧縮骨折で暫く身動きが出来なく、一ヶ月の入院生活を送った。
最近この後遺症の痛みは遠ざかっていたのに。
それと、以前、二回くらいぎっくり腰をやったことがあるが、其の痛みとも似ている。
しかし、ぎっくり腰は2,3日で回復した。
医者に貼り薬を貰って試したが全然効果がない。
と言って、レントゲンを撮る気にもなれない。
まあ、もう暫く様子を見よう。



文字変換に迷う

最近、文字変換しながらこれでいいのかな、と瞬間だが考え込む事が多くなった。
其の判断も怪しくなって来た。
今朝も友人へのメールで「ようき」が「様気」となり、これで良さそうだけど一寸変だなとは思いつつも、
これに決定しそうになったが紙一重で咄嗟に「陽気」に変更した。
このような事が多くなり、何かトンデモナイ間違いでもしでかすのではのではないかと怖くる。
昨日も或る投稿で、早春のつもりが早秋になっていて、知人が教えてくれる迄気が付かなかった。
其の中身にも、早春と記すべきところが初春になっていた。
いよいよその日が近付いて来たのかもしれない。
この2、3ヶ月前から、郵便受けの暗証番号を思い出すのに一瞬だが時間が掛かる様になった。
いろんなパスワードの再設定は毎度の事だ。
まあ、こちらはパスワードが多過ぎるだけの事だが。

熊の霍乱

熊と渾名する悪友から電話が入った。
昨年秋にネパールに出掛けてそろそろ帰る頃かなと思っていた。
「三ヶ月程入院していた、足腰の筋肉が無くなってしまってまともに歩けない」
とのことだ。
これには驚いた、渾名の通り熊の様に頑丈な男なのだ。
大体、年に半分くらい何処かへ、主に東南アジア方面にすっと出掛けてひょっこり帰って来るのだ。
今回も、「ちょっとネパールへ行ってエヴェレストを観て来る」と電話が来て、
すっかりネパールへ行ってるものと思っていた。
ネパールへ出掛ける直前に脳梗塞で倒れたのだそうだ。
幸い、脳梗塞の方の後遺症は無かったらしい。
良く一緒に旅したが、タクシーに乗っても「早過ぎる」「遅過ぎる」と運ちゃんをどやし付ける。
レストランや飲み屋でもそうだ「遅い」とか「其の態度は何だ」と店員を怒鳴りつける。
そんな熊の電話の聲はか細いのだ。
「お前も気をつけろ!」と言われたが何を気を付けたら良いのか判らない。
ま、判らなくも無いのだが、酒を止めるくらいなら生きていたく無い。
ま、死にたくも無いが。

左手がおかしい

三年前に酔乱の四谷駅で階段から転んで意識不明になって救急車で運ばれた。
あの時、頭を打って左手の指の付け根のあたりを骨折した。
幸か不幸か、その後、頭も左手の異状なかった。
この一週間前から左手がおかしい。
痺れている様でもなく、お酒のコップもちゃんと持てる。
でも,何か異常なのだ。
三年前の事故の後遺症? 説明出来ないのだが兎も角異常なのだ。
そろそろ本題「痴呆への道」に入って来たのかも知れない。
新聞を広げて抱え上げて見ている時に左手に異常を感じる。
晩酌は変わらない。




八幡様でリスが飛びついて来た

雪の翌日、八幡様を散策していたら胸元に何かが飛びついて来た。
振り払うと小さなリス、それでも何度も私の胸元に飛びついて来る。
私はリスの可愛い仕草を見るのが好きで、何時も見付けると暫く立ち止まって見ている。
ま,人の目を逃れて直ぐ何処かへ行ってしまうのが普通だ。
今回のリスは違う。
何回か地べたと私の胸元を行ったり来たりしていたリスは、
やがて、私のポケットの中に入り込んだ。
ポケットを探るとクッキーの袋を掴んでいる。
成る程、お腹が空いていたのだ。
それにしても、ポケットにクッキーが有る事が良く判ったものだ。
瞬間的にそんな事を思う。
クッキーの入った袋を取り出すと彼は袋をしっかりと離さないで私の手に爪を立てる。
袋からクッキーを取り出して彼に与えると彼は道の真ん中で齧り出した。
こんなのは始めてだ。
猿や鳶が人間の持ってる餌を強奪すると言うのは知っていたが・・・・。
いずれ、鎌倉のリスはみんなこの様になるのだろうか。
鎌倉だけでない。
可愛さ余って何か恐ろしさを感じる。

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雪の鎌倉

雪の鎌倉に出くわした。
なのに宿に直行して熱燗を並べてほぼ水平に流れる雪景色を楽しむ。
なのにと言うのは、鎌倉の雪景色なんて滅多にない絶好の写真題材、
何年か前ならじっとして入られない。
ひょんな事から旧交を復活した高校の同級生、
年に4、5回何所かに旅する仲間に成っている。
奈良,京都、佐度、安房方面は何回だろうか、そして鎌倉も二回目か三回目。
フッと気が付くと雪が止んでいる。
「俺は長谷寺へ行って来る」
と言うと、ぐずぐずとみんな腰を上げた。
一寸の間に雪は疎ら、それでも雪の鎌倉だ。

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待賢門院

窓から見下ろすお向かいのお庭の梅が見る見る間に白くなった。
遅い遅いと言っても春は来る、季節の移り変わりは止まらない。
NHKのドラマ「平清盛」に登場する待賢門院、私は昔から彼女のフアンだ。
佐藤 義清、のちの西行が彼女に恋して出家した、とも言われている。
私の友人(女性)は言下に「あの人は嫌い」と言った。
何が何処がそんなに魅力なのかと問われても判らない。
多分、西行が恋したのと同じ様な気分なのかもしれない。
昔、旅に凝っていた頃、旅に出る目的は何かと問われると、
「何所かで素敵な人に巡り逢いたい」
と答えたもんだった。
残念ながらそれ程の事も無く放浪の旅も終わり、人生の旅も終わりに近付くのだ。


三日坊主の二日目

7人の仲間と熱川温泉で遅い新年会と成った。
熱川の駅を居りて、一旦、海岸辺りに有るコンビニで夜食のつまみと酒を仕入れる。
目指すホテルは首を持ち上げて見える崖の上だ。
テクテクと歩き出す、フッと気が付くと私が一番最後を歩いている。
向こうの坂の上にホテルの玄関が見える、先にに着いた連中が手を振っている。
私はまだ100mくらい残っている、足が重い。
ものの12、3分で100mの差が付いてしまうのだ。
温泉に浸かり、たっぷり飲んで、大島に上に昇る朝日を拝す。
さて、翌日。
熱海の梅園に寄る事に成る。
来宮駅から15分くらい坂道を上る。
気が付くと昨日と同じ私が最後尾だ。
重い足を引きずる様に懸命に歩く。
それでも、やはり、100mくらいの差がついてしまった。
よし、明日からは屈伸50回、短くなったままの散歩の距離を元に戻そう、と心に誓う。
それが一昨日の事だ。

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不思議な男

久し振りに愚痴ろうとしたが愚痴る事が無い。
それ程、お幸せなのかと言うとそんな事も無い。
まあまあ生き延びている。
先週、高校時代の同窓生と伊豆下田の旅をした。
卒業以来お互いに会った事も無い連中が何かの切っ掛けで集まって旅する様になった。
その切っ掛けは共通の友人、勿論同級生、彼が亡くなった時、
いや、正確に言うと亡くなる二年前に誰かかが言い出して「彼を励ます会」をやろうと言う事に成った。
彼は癌に冒されていた。
そして、「励ます会」を二回やって彼は他界した。
その後も彼の年の周忌には仲間が集まる。
そのメンバーの幾人かの旅が周期化したのだ。
その時の話に必ず上がるのが「彼」、我々誰が病んでも亡くなっても「励ます会」は無いだろう、
まして、周忌の集まりなどやってくれないだろう、と。
不思議な男だ。



最後の旅かも

ホームのベンチ、冬の陽射しが心地良い。
隣に品の良い老婦人が座った。
耳に聴診器が見える。
「あー、旅も終わったわね」
お隣に座った女性に話し掛ける、娘さんらしい。
「そうね」
暫く静寂が訪れる。
「これが最後かもね」
「いえ・・・、又来ましょう」
娘さんはきっぱりと言い切った。
「そんなことありません」
と言い足した。
暫くして、
「東京駅で何か美味しいものを食べて帰りましょう」
と娘さん。
「そうだ、上野で銅鑼焼きを買って帰らなくちゃ」
東京行きの電車が静かに入って来た。







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